東京都目黒区の恵比寿ザ・ガーデンホールで開かれた「ジャパン・アジア・ビアカップ2010」表彰式で、甲信越から出品した地ビール3社計10銘柄が金・銀・銅の各賞を受賞した。全国52社が計138銘柄を出品していた。
日本地ビール協会によると、ボトル・缶部門ではスワンレイク麦酒(新潟)の「ポーター」が銅賞、「アーバンスワンエール」が金賞、富士桜高原麦酒(山梨)の「ヴァイツェン」が銀賞、「ラオホ」が金賞を受賞。ケグ(たる)部門では富士桜高原麦酒の「さくらボック」と「ラオホボック」が金賞、「ラオホ」は銅賞。南信州ビール(長野)の「アーバンエール」が銅賞、「ゴールデンエール」と「アップルホップ」が銀賞を受賞。アップルホップは特別賞の東京都知事賞も受賞した。
富士桜高原麦酒では平成11年の初出品以来、いずれかの銘柄が12年連続受賞。さくらボックは6年連続金賞を受賞している。地ビール醸造技術力の高さを誇っており、同協会事務局では「同一ブランドが12年連続受賞した例は過去にない」と話している。同社の「ラオホ」は「薫製」の意味を持ち、麦芽をスモークするため独特の香りが楽しめる。