男女警官が交番でチョメチョメ… 不祥事相次ぐ背景に「不確実性が一番興奮させる」「交番の2階には布団もシャワーもある」心理学者と元刑事が言及

 兵庫県警は、不倫関係にあった既婚の男性巡査部長(35)と、女性巡査長(27)が勤務中にみだらな行為を行ったとして、2人を減給1カ月の処分とした。

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 2人は本来ならばパトカーで巡回する時間帯に、立ち寄った無人の交番で行為におよんだ。こうしたケースは過去にもある。同じ兵庫県警では2021年、既婚者だった女性巡査部長と男性巡査長、別の男性巡査部長の3人が交番などで。2020年にも尼崎東署管内の交番で行為が行われた。香川県警で20代の男女警察官が2回にわたり、愛媛県警でも30代男性巡査部長と20代巡査が何度も行為におよんだなど、交番での事例は少なくない。

 ではなぜ、無人交番での行為が発見されたのか。元徳島県警警部の秋山博康氏は「交番勤務員には、各人その日の勤務日程があり、決まった仕事をする。警察官が携帯する無線機にはGPSが機能していて、2人が仕事中、居るはずのない交番で4時間も一緒にいたら、すぐバレる」と指摘する。

 ダメだとわかっていても、交番で性行為を試みる理由はなにか。明星大学心理学部の藤井靖教授は「『やるな』と言われるほど、やりたくなる心理がある。また、確実じゃない“不確実性”が、人を一番興奮させる。クレーンゲームのように、成功するかしないかわからない状態は興奮を喚起する。警察官は、一般的には規律を正しくしないといけない立場で、不安になりながら不倫行為をするのは、興奮につながるのではないか」と分析した。

 秋山氏は40年近くの勤務経験から、こうした事案が起きるのには、2つの理由があると説明する。まずは交番の構造だ。「1階は事務所だが、2階は休憩室で布団がある。シャワーもついている」。もうひとつは、勤務体系にある。「男女がペアを組むと、ずっと24時間一緒の勤務。警察は巡査部長と巡査のように、上の階級が教える立場だが、公私ともに教えてしまう」と説明した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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