未婚男女の約9割が、結婚後に「妻の手料理を食べたい」「夫に手料理を作りたい」と考えていることが、全国農業協同組合中央会(JA全中)の意識調査で分かった。
調査は8月下旬、1年以内に結婚を予定している25~35歳の男女各300人を対象にインターネットのアンケート方式で実施された。
男性の52.7%が新婚生活で「ぜひ妻に手料理を作ってほしい」と回答。「まあ作ってほしい」と合わせると89.4%に上った。
女性の93.3%も「ぜひ作りたい」「まあ作りたい」と答えた。
しかし、結婚前の食生活は外食中心で、半数以上の女性が料理について「とても心配」「やや心配」と不安をのぞかせた。
家庭の味についての質問では、「妻に自分の家庭の味を覚えてもらいたい」と答えた男性は約半数に上り、「そう思わない」の倍以上。「夫の母親から料理を教わりたい」とした女性も55.0%と消極派を大きく上回り、期待に応えようとする意識が垣間見えた。