発熱4日以上で相談を 高齢者、妊婦らは2日程度 新型ウイルスで受診目安・厚労省

厚生労働省は17日、新型コロナウイルスについての相談や受診の目安を公表した。

 37.5度以上の発熱や息苦しさが4日以上続いた場合などは、保健所などの窓口に相談すべきだとした。特に高齢者や持病がある人、妊婦には、発熱などが2日程度続いた場合、窓口に相談することを呼び掛けた。

【図解】新型肺炎の電話相談窓口(2020年2月)

 発熱などの風邪症状が出た場合は、相談や受診をする前に、学校や仕事を休み外出を控えた上で、体温を毎日測って記録しておくことを求めた。

 窓口に相談すべきケースとして、4日間の発熱のほか、強いだるさや息苦しさがある場合を挙げた。重症化しやすいため2日程度で相談すべきだとしたのは、高齢者のほか、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの持病のある人や透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている人。妊婦についても念のため、同様に早めの相談を呼び掛けた。

 子どもについては重症化しやすいとの報告はなく、通常の人と同様の対応を求めた。 

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