厚生労働省は17日、新型コロナウイルスについての相談や受診の目安を公表した。
37.5度以上の発熱や息苦しさが4日以上続いた場合などは、保健所などの窓口に相談すべきだとした。特に高齢者や持病がある人、妊婦には、発熱などが2日程度続いた場合、窓口に相談することを呼び掛けた。
発熱などの風邪症状が出た場合は、相談や受診をする前に、学校や仕事を休み外出を控えた上で、体温を毎日測って記録しておくことを求めた。
窓口に相談すべきケースとして、4日間の発熱のほか、強いだるさや息苦しさがある場合を挙げた。重症化しやすいため2日程度で相談すべきだとしたのは、高齢者のほか、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの持病のある人や透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている人。妊婦についても念のため、同様に早めの相談を呼び掛けた。
子どもについては重症化しやすいとの報告はなく、通常の人と同様の対応を求めた。