建物などに仕掛けたさまざまなヒントを基に謎を解き、キーワードを読み解く体感型の「脱出ゲーム」が4~13日、登米市登米町の海老喜「蔵の資料館」で行われる。登米町の商店主らでつくる実行委員会が参加者を募集している。
築約120年の土蔵を会場とし、地元の歴史にまつわる質問を設ける。脱出ゲームの企画や製作を手掛ける会社「フラップゼロ」(神戸市)が協力する。
武家屋敷など古い建物が数多く並ぶ会場周辺の「みやぎの明治村」では東日本大震災後、観光客が減っており、実行委メンバーが「にぎわいを創り出したい」と企画した。
実行委員長の梁川貴正さん(37)は「ゲームを楽しみながら、この街の魅力を知ってもらいたい」と話す。将来的に、明治村全体を会場に脱出ゲームを行う構想もある。
期間中の土、日曜、祝日は午前10時半以降に1日6回、平日は午後3時以降に2回開催。30分の時間制限を設け、全て同じ内容で行う。
参加料は一般1500円(前売り1200円)、高校生以下1000円(同800円)。各回先着50人まで。
連絡先は実行委事務局ユナイテッド・アース宮城登米オフィス0220(52)5106。