白いブラックサンダー快進撃 北海道土産のチョコ 外国人も大量買い

札幌工場で製造 販売個数は右肩上がり

 有楽製菓(東京)の札幌工場(厚別区厚別東5の2)が北海道土産として製造するチョコレート駄菓子「白いブラックサンダー」が人気だ。販売個数は右肩上がりで伸び、他の道内限定販売のブラックサンダーと合わせて昨年は約3300万個を売り上げ、今年は4千万個を目標にしている。同社は道民へのPRに力を入れ、東京五輪が開かれる20年には年間販売量を6600万個に引き上げたい考えだ。

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台湾人観光客が大量購入

 札幌工場の稼働は1991年。道産原料で菓子を作ろうと進出した。白いブラックサンダーは主力商品「ブラックサンダー」を基に北国の冬をイメージし、11年に本格生産を始めた。

ばら売りはしておらず、12個入り(税別600円)などパッケージ内容が違う6種類をラインアップ。空港やホテルを含む道内約300の土産店で売られている。一部はインターネットで取り扱っているが、9割以上は道内での販売だ。

1年目の販売個数は約460万個と、昨年の7分の1だった。人気が急上昇したのは13年。輸出先の台湾でブラックサンダーが人気を集め、道内を訪れた台湾人観光客が大量に買い求めるようになった。

15年からはイチゴやメロンを使った季節限定のブラックサンダーも製造しているが、大半は白いブラックサンダーだ。人気を追い風に昨夏に生産ラインを増強、今年は札幌工場で計4千万個作る計画だという。

北海道新聞

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