白の造形、時が止まる 宮城・丸森町の不動滝凍結

宮城県丸森町大内青葉南の不動滝が連日の冷え込みで凍り付き、氷の造形美となって訪れた人々の目を楽しませている。
 不動滝は福島県境に近い山中にあり、高さ約30メートル、幅は十数メートル。地元の写真愛好家菊地成孝さん(76)によると、ことしは年明けの2日ごろから凍結し始めた。滝周辺の気温は晴れた13日の日中でも氷点下2度前後。氷は今後さらに厚みを増し、3月上旬まで見られるという。
 20年以上通っている菊地さんは「凍結した形が毎年異なり、氷のシャンデリアのような美しさがある」と表現する。
 不動滝は県道相馬大内線から看板に従って林道に入った場所にあり、近くにはカーテン状の大きなつららができる地蔵滝もある。不動滝までは川沿いの狭い山道を歩く箇所もあり、菊地さんは「落石や滑落に注意してほしい」と話している。

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