きょうも各地で猛暑日を記録しています。そんな中、熱中症にかかったことがある人は、将来、白内障を発症する確率が、4倍ほど高まることがわかりました。 【動画】熱中症対策にアルミホイル?簡単な活用法を紹介
金沢医科大学の佐々木洋主任教授らは、およそ260万人分の医療機関の診察データから、熱中症にかかったあと、白内障を発症した人の割合を調べました。 その結果、熱中症にかかったことがない人と比べて、5年後に、白内障を発症する確率が4倍ほど高まることがわかりました。 金沢医科大学眼科学講座・佐々木洋主任教授「体内の温度もあがることで、目の中の温度そのものがあがって、温度そのものの影響として、白内障のリスクがあがっている」「“核白内障”といってすごい多いタイプなんですけど、白内障になると水晶体が濁るので(最終的に)目の奥に光が入らなくなるのでほとんど見えなくなってしまう」
年齢別でみると、20代からリスクが上昇しはじめ、60代では、5倍近くになっていました。 金沢医科大学眼科学講座・佐々木洋主任教授「熱中症にかかった方ですね、白内障になる年齢が、若い人であれば、若年化してくる可能性はあると思う」 熱中症にかかると、体温が40度を超え、眼球も同じくらい熱くなるため、佐々木主任教授は体温を下げるとともに目を冷やすことも有効ではないかとしています。