白石城復旧、ほぼ完了 城内見学、5カ月ぶり再開

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県白石市の白石城で復旧工事がほぼ完了し、30日に城内見学を約5カ月ぶりに再開する。10月6日に白石城で開かれる第5回鬼小十郎まつりに間に合うよう、工事を進めてきた。
 白石城は天守閣と大手二ノ門、周囲の土塀で壁のひび割れなどの被害が相次いだ。市は5月の大型連休明けから一般客の見学を休止し、修復に取り組んできた。総工費は約1億1300万円で、全額が国の震災復興特別交付税で賄われる。
 30日は営業時間が午前9時~午後5時で、入場無料。先着200人に記念のステッカーを贈る。10月から入場料は大人300円、小中学生150円に戻る。
 一方、白石市小原のスパッシュランドしろいしでは、震災で天井の破損などがあった水着着用の温浴コーナー「バーデゾーン」の復旧工事が終わり、29日から全館での営業を再開する。総工費は約8100万円で、国の補助事業を活用した。

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