白石温麺、しょっつる、刺子…海外へ販売支援

経済産業省は27日、日本が誇る「ふるさと名物」として全国47都道府県の雑貨や食品など500品目を選定したと発表した。未知なる驚きという意味を込め た共通ブランド「The Wonder 500(ザ・ワンダー・ファイブハンドレッド)」により、海外での販売を支援する。
この日の発表会で は、経産省の関芳弘政務官が「日本の各地には海外にまだ知られていない魅力ある製品が眠っている」と指摘。500品目の中から、紙のように自由な形に折り 曲げて灰皿や一輪挿しなどに使えるスズ製品「すずがみ」(富山県)や、魚のハタハタを原料とする調味料「しょっつる十年熟仙」(秋田県)を紹介した。
推薦と公募の約1900品目から選んだ。作り手のこだわりや日本の伝統的な価値観が伝わってくるかなどを基準に審査した。生活雑貨や家具、食品、飲料など のほか、「気仙沼・漁師ぐらし体験」といった10カ所の観光体験スポットも含まれている。コンサルティング会社のリヴァンプ(東京)が事務局となった。
ほかに東北からは「湯沸かし組物」(青森)「掻き子ぐい呑み」(岩手)「白石温麺」(宮城)「豊国草履」(山形)「刺子織り」(福島)なども選ばれた。
9月のパリを皮切りに香港や台湾、ニューヨークでPR活動を行う。各品目の魅力やこだわりを紹介する本も作成して国内外に配布する。
500品目は9月2~4日に東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に展示されるほか、ザ・ワンダー・ファイブハンドレッドのホームページに掲載されている。アドレスはhttps://thewonder500.com

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