JR東日本などは11月、岩手県を中心に、「空飛ぶクルマ」に見立てたヘリコプターで観光地に降り立つ旅行商品のニーズ検証に乗り出す。JR盛岡駅の隣接地に設ける臨時ヘリポートから北東北エリアを巡る企画。空と鉄道の旅を結ぶ新たな観光体験とし、首都圏と地方をつなぐサービスの需要と可能性を探る。
JR東、川崎重工業(東京都)、FPVロボティクス(同)の3社が11月2~20日に実証実験する。ヘリと新幹線を組み合わせた移動の観光需要を検証。駅隣接のヘリポート設置に必要なサービスや条件を確認する。旅行商品の販売状況やアンケートなどからニーズを調べる。
価格帯は300万円程度で、インバウンド(訪日客)ら幅広い層の利用を見込む。川崎重工グループの公式サイトで10月1日から販売。期間は旅行予定日の2週間前までとした。