相葉雅紀 “撤退ドミノ”続く中ジャニーズ新体制会見後初CM AQ社「人柄や仕事に対する姿勢に触れた」

嵐の相葉雅紀(40)がアキュラホームを展開するハウスメーカー「AQ Group」のCMキャラクターに起用された。新CMは23日から放送される。今月7日にジャニーズ事務所が会見し、故ジャニー喜多川元社長の性加害を認めてからCM、広告の“撤退ドミノ”が続いていた中で、これが会見後初の新規CMとなった。

 新CMは、相葉がアキュラホームの熱血店長を演じる。「キリンと住みたい」という女の子の無謀な夢に「諦めないぞ」と希望の家を実現させる内容。相葉は「アキュラホームのCMに出演します、店長の相葉雅紀です。キリンと共演するなど楽しいCMになっていますので、ぜひお楽しみください」とコメントしている。

 AQ社の広報によると、ジャニーズ事務所には今年1月にオファーし新規契約した。会見前にはCMが完成していたという。会見後の事務所の対応などを見た上で「問題を受けて即、取引をやめるのではなく、広告主として責任を持って要望を出していく立場をとりたい」と放送を決定したという。

 また「撮影時などで相葉さんの人柄や仕事に対する姿勢に触れ、相葉さんに我が社の広告に出てほしいと思った」とも説明した。

 広告代理店関係者は「グローバルに展開する大手企業は人権問題に厳しい対応を取る」と指摘。その一方で「国内向けに事業を展開する企業では、そこまで過敏にならず、むしろ人気のジャニーズタレントを起用できることにうまみがある」と実情を明かした。今後、さらなる新CM起用が続くかどうかについては「10月2日に予定される新体制発表の内容が世間に受け入れられるかどうかが重要だ」と話した。

 ▽アキュラホーム 78年創業の住宅メーカー「AQ Group」が展開する注文住宅ブランド。数々の木造耐震実験を行い日本初の8階建て「純木造ビル」を実現した。社長は「カンナ社長」としてCMにも出演する元大工の宮沢俊哉氏。入社式では宮沢氏や新入社員らが「カンナ削り」を行うことが恒例行事。

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