べて飲んでのお正月。コロナ感染拡大が落ち着きを見せる今、里帰りした人もちらほら。お酒の消費金額に目を向ければ、地域ごとの大きな違いが明らかになりました。 【お酒ランキング全部見る】1位秋田市、8位高知市、25位さいたま市
飲んで食べてのお正月もラストスパート!胃と肝臓が…
お正月も今日で3日目。家族で食べまくり、飲みまくりの日々を過ごし、さすがに胃も肝臓も疲れてきたな……と感じる人が多くなる頃合いです。 お祭りモードの落ち着きとともに、「出社」の二文字がそろそろ頭をもたげてくるところです。年明け早々の行事といえば「新年会」。コロナ感染拡大が一定の落ち着きを見せている現在、こぢんまりとでも景気付けを…と考える人もいるでしょうか。 日本人のお酒事情、総務省統計局『家計調査(二人以上の世帯)』に詳しく記されています。本記事では県庁所在地別に見ていきます。 酒類消費金額ランキング、1位となったのは秋田市「57,364円」。2位札幌市「56,700円」、3位青森市「54,721円」、4位新潟市「53,850円」、5位盛岡市「51,482 円」と続きます[図表]。寒い地域での消費が目立つ結果となりました。 【県庁所在地別/酒類消費金額ランキング】 1位 秋田市・・・57,364円 2位 札幌市・・・56,700円 3位 青森市・・・54,721円 4位 新潟市・・・53,850円 5位 盛岡市・・・51,482円 6位 富山市・・・50,153円 7位 福島市・・・46,851円 8位 高知市・・・46,612円 9位 東京都区部・・・46,351円 10位 山口市・・・46,278円 ちなみに酒の種類別ランキングを見てみると、秋田市は、清酒の消費金額・消費量で1位を獲得しています。「お米の街」として納得の数字といえるでしょうか。酒類消費金額2位となった札幌は、ビールの消費金額・消費量で1位を獲得。1世帯あたり「27.94リットル」というすごい数値となりました。さすがのサッポロビールです。
酒類ランキング「下位に那覇市」…えっ泡盛は?
酒類消費金額ランキングに戻りましょう。もっともお酒を飲まない街となったのは、浜松市「27,937円」。唯一の2万円台となりました。そのほか消費金額が少ない地域としては、那覇市「33,774円」、水戸市「32,928円」、岡山市「32,159円」が挙げられます。 【県庁所在地別/酒類消費金額ランキング】 43位 高松市・・・36,036円 44位 鹿児島市・・・35,886円 45位 福井市・・・35,822円 46位 津市・・・35,765円 47位 松山市・・・35,094円 48位 和歌山市・・・34,705円 49位 那覇市・・・33,774円 50位 水戸市・・・32,928円 51位 岡山市・・・32,159円 52位 浜松市・・・27,937円 那覇といえば泡盛が人気なのでは?と思う方もいるかもしれません。そこで焼酎に限ったランキングを見ていると、やはり那覇市は急浮上。15位「6,649円」となっています。総じて九州・沖縄地方の消費が目立つ結果となりました[図表2]。 「お正月で痛飲した。お酒はもう二度と飲まない……」と思っていても、喉元過ぎれば熱さを忘れるもの。2022年、コロナ感染拡大の行方を気にしつつ、「何も気にせずお酒を楽しめる日常」が戻ってくるのを願うばかりです。