県立病院職員がマスク転売 倉庫から持ち出し10倍で―岩手

岩手県医療局は29日、県立二戸病院の臨時職員の40代女性が病院倉庫からマスクを持ち出し、約10倍の値段で転売していたと発表した。職員は「(新型コロナウイルスの影響で)マスクが高額取引されていることを知って転売した」と話しているという。
 県によると、この職員は使い捨てマスク計8箱(1箱60枚入り)を倉庫から勝手に持ち出し、フリーマーケットアプリ上で転売した。病院の購入価格は8箱で1400円程度。職員は計約1万5000円で売ったという。県は県警に被害届を出す予定。
 マスクの消費量が急増したため内部調査していたところ、本人から申告があり発覚した。医療局の一井誠職員課総括課長は「今の状況の中で、マスクを個人の利益のために転売するのは許されない行為。厳正に対処する」と話した。

タイトルとURLをコピーしました