気仙沼市本吉町の大谷海水浴場で18日、県内の海水浴場のトップを切って海開きがあった。7月15日~8月20日に監視員が常駐し、海の家が営業する。砂浜には子どもたちの歓声が響いた。
現地であった安全祈願祭には関係者約30人が出席。本吉町観光協会の芳賀勝寿会長は「天候に恵まれ、1人でも多くのお客さんに来てもらいたい」と願った。
姉と子ども2人と訪れた多賀城市のパート従業員緒方実雪さん(32)は「子どもが全力で遊んでいて親もうれしい」とほほ笑んだ。
大谷海水浴場は東日本大震災で被災し、一時は砂浜を埋める県の防潮堤計画が示されたが、住民の反対などで見直され、震災前と同じ広い砂浜が戻った。
気仙沼市内では大谷のほか、お伊勢浜、小泉、小田の浜の3カ所でも海水浴場が開設される。