真田幸村ゆかりの地、蔵王PRへ気勢

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公で、蔵王町ゆかりの戦国武将真田幸村を通じて町を盛り上げるための旗揚げ式が19日、同町ふるさと文化会館駐車場であった。
 式は、町産業まつりの会場で行われた。幸村を含む伊達武将隊のメンバーや、幸村の子孫で14代目の真田徹さん(66)=東京都=が登場。幸村の血脈が息づく蔵王町を広くアピールしてもらおうと、村上英人町長が真田さんと伊達武将隊を「真田の郷 PR大使」に任命した。
 大坂夏の陣や伊達家の家臣になる経緯などを分かりやすく紹介した伊達武将隊の演舞もあった。
 真田さんは「ドラマには戦いだけでなく日常の場面もある。楽しみながら見てほしい」とPR。村上町長は「幸村が生まれた長野県上田市などと連携して情報発信したい」と意気込んだ。
 大坂夏の陣で徳川家康を追い詰めながら敗れた真田幸村。その後、幸村の次男大八らは敵方だった伊達家の重臣、白石城主の片倉小十郎重長にひそかに引き取られ、現在の町東部に領地が与えられた。幸村の子孫は「仙台真田氏」と呼ばれている。

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