睡眠薬に頼る前に!あるフルーツを使った「不眠を改善する」飲み物とは

皆さんは、よく眠れていますか? 途中で目覚めてしまったり、寝付きが悪かったり、不眠症に悩まされている方もいらっしゃることでしょう。
病院に行くと、安定剤や睡眠薬を処方され、それらを飲むことでぐっすりと眠れるようになります。しかし、睡眠薬を飲み続けることはできれば避けたいところ。常用しているうちに、薬を飲まないと眠れなくなる、不安になるといった副作用も出てくるからです。
そこで睡眠薬の常用を避けるために、不眠解消に効果のある食べ物を研究している機関も増えてきていますが、アメリカのルイジアナ州立大学が、“あるフルーツ”のジュースの不眠改善効果について発表し、全米で話題になっています。
そのフルーツとは、サクランボ(チェリー)。そこで今回は、なぜチェリージュースが睡眠薬より効果があるのか、その理由についてご紹介します。
■睡眠薬を飲み続けるのはリスク大
薬全般に言えることですが、飲み続けると身体が慣れてしまいます。そうすると、必然的に薬は効かなくなります。そうなれば、量をどんどん増やすしかありません。
また、さらに恐ろしいのが、薬を止めた時の“離脱症状”と呼ばれる禁断症状です。この症状は、不安感やめまい、震えや不眠症を悪化させてしまう症状となってあらわれます。
そのような事情から、現在、睡眠薬の過剰摂取や飲み続けることを防ぐために、自然の食べ物等で不眠を改善させる研究が盛んになっているのです。
■なぜチェリージュースが不眠症に効果があるのか?
そんな中、2014年に発表されたルイジアナ州立大学の研究結果が今、世界で話題になっています。同研究によれば、チェリージュースを飲むことで、睡眠が今より90分も長くなるというのです。
研究発表によれば、チェリーの赤い色素には酵素が大量に含まれていて、それが炎症を抑え、トリプトファンという眠りに必要な成分を身体の中に長く生かしておく効果があるとのこと。
さらに、チェリージュースにはメラトニンという睡眠に必要なホルモン分泌を正常化させる効果もあり、これらが組み合わさって睡眠を安定させてくれるというのです。
■チェリージュースが入手困難なら
チェリージュースは、1日に2回飲むのがおすすめとのこと。ただし、チェリージュースが入手困難な場合は、キウイフルーツを眠る1時間前に2個食べることでもよいということです。
研究結果では、それらを1か月間試したところ、被験者の睡眠時間が13%増え、29%の人が睡眠中に途中で目覚めなくなったといいます。
また、海藻類を夕食のときに食べると、睡眠に効果があるということも話題になっています。海藻はオメガ3系脂肪酸の含有量が高いため、睡眠に導く効果が高いのだといわれています。
以上、不眠を解消してくれるチェリージュースの力についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 今までは、睡眠に良い食べ物というと、トリプトファンを多く含む牛乳などが挙げられていたのですが、今回の研究では、トリプトファンを体内で壊さずに長く生かす成分が含まれているチェリーが不眠に効果的とあきらかになりました。
睡眠薬を飲み続けている方や、睡眠が十分にとれていないとお悩み方は、ぜひ試してみて下さいね。

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