宮城県石巻市は6月29日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため市内全5カ所の市営海水浴場を今夏開設しないと発表した。全海水浴場の開設見送りは2年連続。
対象は渡波、北上地区の白浜、網地島の網地白浜、雄勝地区の荒浜、牡鹿地区の十八成浜。このうち東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた荒浜と十八成浜は、震災後初となる海開きが再び見送られた。
市によると3密対策が難しく、地元の意向も踏まえ判断した。7月上旬にも各海水浴場に看板を設置し、周知する。担当者は「利用者の危険を回避する監視員を配置しないので、利用は控えてほしい」と話した。