石巻の鮮魚詰め合わせ好評 フィッシャーマン・ジャパンが宅配、さばき方も伝授

新型コロナウイルス感染拡大の影響で水産物の消費が低迷する中、宮城県石巻市で水産業に携わる若手らが売り出した鮮魚の宅配詰め合わせが好評だ。購入者にオンラインで魚のさばき方を教えるサービスが人気を呼び、注文は発売1カ月で1500箱を超えた。
 若手漁師らでつくる一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」(FJ、石巻市)が4月中旬、団体のホームページで販売を始めた。詰め合わせは石巻港に水揚げされたアイナメ、スズキ、クロダイなど。2キロ(3240円、送料別)と3キロ(4860円、同)の2種類を取り扱う。
 初心者でも調理しやすいようにと、市内で鮮魚店を営む津田祐樹さん(38)らが毎朝、えらと内臓を除去する。鮮度を保つため、魚が保冷用の氷に触れないように1匹ずつ袋に入れる。
 オンライン解説「お魚さばき教室」は、FJ直営飲食店(東京)の店主、魚谷浩さん(40)が登場する。購入者は個別に知らされるURLでビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」に接続。魚谷さんは参加者の反応を見ながら三枚おろしや保存法を教える。

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