石巻ネット地図更新 有志ら歩いて情報記録

 復興途上にある東日本大震災の被災地を歩き、インターネット上の地図「オープンストリートマップ(OSM)」に現状を反映させる「いしのまき復興マップづくり」が13日、石巻市のヤフー石巻復興ベースなどであった。
 システムプログラマー有志でつくる被災地支援団体「ハック・フォー・ジャパン」などが主催。仙台市や東京などから約30人が参加し、石巻市中心部の魅力を誰でも自由に閲覧や更新が可能なOSMに盛り込んだ。
 街歩きでは参加者が6班に分かれ、テーマごとに情報を探した。「漫画キャラクター」の班は、石巻市にゆかりの深い漫画家・故石ノ森章太郎さん(登米市出身)が生んだキャラクターの像や絵に関する位置情報をメモしたり写真に収めたりした。
 仙台市泉区の公務員女性(53)は「本当にたくさんのキャラクターがいて驚いた。自分で集めた情報を記録することで、石巻の地図を充実させられるのは楽しい」と笑顔で話した。

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