石巻川開き祭りあす開幕 5000個灯籠流し

石巻市の夏を彩る「第92回石巻川開き祭り」(実行委員会主催)が31日、8月1日の両日、中心商店街や旧北上川などで開かれる。東日本大震災後休止して いた七夕飾りが5年ぶりに復活。アイトピア通りの沿道に竹を設置し、市民らがワークショップなどで製作した飾り約60個をつるす。
31日は、旧北上川で午前9時に孫兵衛船競漕(きょうそう)の予選が始まる。孫兵衛船(12人乗り)に45チーム、女性向けのミニ孫兵衛船(8人乗り)に13チームが出場する。
商店街では大綱引き大会や千石船パレードなどを予定。夕方には震災の犠牲者をしのび5000個の灯籠が旧北上川に流され、午後8時から供養花火がある。
1日は、孫兵衛船競漕の準決勝・決勝を行う。街中では石巻地区消防本部音楽隊や小学生の鼓笛隊などが練り歩き、みこしパレードもある。特別企画として午後 1時ごろ、市中心部上空で航空自衛隊松島基地(東松島市)所属の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が展示飛行。恒例の花火大会は午後7時半からで約6000 発を打ち上げる。
川開き祭りは、江戸時代に旧北上川の改修に尽力した川村孫兵衛の功績をたたえようと1916年に始まった。震災があった2011年は規模を縮小して実施、段階的に復活してきた。

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