石巻市と化粧品会社DHC(東京)は18日、地域活性化や観光振興、減災対策などに関する包括連携協定を締結した。
同社は石巻市産を含む県産ホヤを原料とした認知症予防のサプリメントを販売しており、商品を通じ石巻のホヤの知名度アップを図る。災害時は、同社の水や衛生関連の商品を支援物資として同市に優先的に提供することも想定している。
市役所で同日あった締結式で、亀山紘市長は「協力関係を深め、地域共生社会の実現に向けた地域づくりと産業振興の取り組みを進める」と話した。
同社の蒲原聖可(かもはらせいか)特別研究顧問は「今後、さらに石巻の地域資源の利活用を研究し、広報啓発活動をしていきたい」と意欲を見せた。
同社が包括連携協定を結んだ自治体は県内で初めて。東北では2016年12月、二戸市と結んでいる。