石巻魚市場「世界一長い」ギネス認定 全長875・47メートル

東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市の石巻魚市場が「世界一長い魚市場」としてギネス世界記録に認定された。魚市場は10月3日にある「第40回全国豊かな海づくり大会」の海上歓迎・放流行事の会場で、市は水産都市石巻の魅力の一つとしてPRする。
 魚市場は全長875・47メートル。市が8月6日にギネスワールドレコーズ社に審査を申請し、今月21日に認定を受けた。魚市場の面積や水産物の量に関する記録はあるが、長さが認定されるのは初めてという。
 29日に公式認定証の贈呈式が現地であり、市場関係者ら約25人が出席した。斎藤正美市長が「再建に尽力していただいた方々に感謝している。海づくり大会の会場でもあるので石巻の魅力を国内外に発信したい」とあいさつし、公式認定証を受け取った。
 公式認定員のマクミラン舞さんは「建物のギネス世界記録はそこまで多くない。長い市場で驚いた」と語った。
 魚市場は震災の津波で水揚げ棟が全壊。震災前より約1・3倍の長さの高度衛生管理型施設を建設し、2015年9月に業務を始めた。

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