ソニーは6日、電子ペーパーを素材に使った腕時計や、消しゴム大のセンサーやスイッチを組み合わせて使う電子工作キットなど、新しい3商品を報道陣にお披露目した。
これらの商品は、20~30歳代の若手が多い「新規事業創出部」が開発したもので、今月から順次、インターネットで販売される。社員のひらめきや消費者のニーズを柔軟に商品に反映できる仕組みを作りたい考えだ。
最近のソニーは「ウォークマン」のような、世間をあっと驚かせるようなヒット商品が少なく、ブランド力低下や業績低迷の一因となっている。
ソニーが導入した新しい仕組みは、社員から幅広く新規商品のアイデアを募った上で、商品の原型をインターネットの専用サイトで紹介し、一般消費者から意見 や要望を募り、実際の商品に反映させるものだ。従来のどこの部署にも当てはまらないような新ジャンルの商品開発が可能になった。