神奈川の保育園水道水、基準290倍の細菌…園児ら5人が下痢などで欠席

神奈川県鎌倉市は15日、市立腰越保育園の水道水から基準の290倍の一般細菌が検出されたと発表した。6〜10日には園児4人、職員1人の計5人が下痢で欠席するなどしたが、いずれも軽症で、因果関係は不明という。市は発生源を調べている。

 市保育課によると、市が委託した業者が8月23日に園屋上のタンクの清掃と検査用の水を採取。さびがまじったような水が出たため、園では水道の利用を中止したが、今月2日に水の変色が収まったとして、3日から利用を再開していた。

 水質検査は採水翌日の8月24日から始まり、市は今月13日、基準を大幅に超える一般細菌の検出を把握したという。園は14日から、給食などに使う水はペットボトルの市販品で対応している。

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