沖縄の研究機関が、神秘的な姿で知られる巨大深海魚「リュウグウノツカイ」の人工授精と人工ふ化に、世界で初めて成功したと発表した。
沖縄美ら島財団総合研究センターによると、定置網にかかっていた全長およそ3メートルのリュウグウノツカイ2匹から、精子と卵子を取り出し、人工授精に成功。
卵から、およそ20匹がふ化したという。
稚魚は、全長およそ7mmまで成長し、特徴である長く伸びた背びれも確認された。
その後、3種類の水槽に分けて飼育し、成長させようと試みたが、19日までにすべて死んでしまったという。
リュウグウノツカイの人工授精と人工ふ化の成功は世界で初めてということで、沖縄美ら島財団総合研究センターは、飼育で得られた情報をもとに、さらに研究を進めるという。