福原や張本に続くジュニア育成 卓球場開設

卓球で活躍する仙台市出身の張本智和選手(13)=エリートアカデミー=の両親で、卓球コーチの宇(ユ)さん(46)、凌(リン)さん(43)夫妻が、宮 城野区萩野町に自宅を兼ねた「張本卓球場」を開設した。主宰する仙台ジュニアクラブの練習場とするほか、来月からは一般の人にも会員制で使ってもらう予定 だ。
夫妻は中国代表などを務めた元卓球選手で、1998年にコーチとして来日。リオデジャネイロ五輪女子団体で銅メダルを獲得した福原愛選手(ANA、仙台市出身)も所属した仙台ジュニアクラブで長年指導者を務め、このほど自前の卓球場を開設した。
卓球場は2階部分で、広さ約200平方メートル。フロアに六つの卓球台を並べ、幼児から中学生まで男女28人が所属する仙台ジュニアクラブが今月練習を始めた。
智和選手の妹で昨年の全日本選手権バンビの部(小学2年以下)で優勝した美和さん(仙台市東宮城野小2年)もプレー。男子のエース級、星優真君(七ケ浜町向洋中1年)は「とても環境がいい。技術と精神面を鍛え、全国クラスの大会で勝ちたい」と張り切る。
今春、東宮城野小を卒業した智和選手は日本オリンピック委員会(JOC)が有望選手を育成する東京のエリートアカデミーに入校した。6月の荻村杯ジャパンオープンの21歳以下男子シングルスで史上最年少優勝を果たすなど、東京五輪を目指す若手として期待されている。
卓球場では28日、智和選手を呼んで開設セレモニーを行う。夫妻は「多くの人に卓球を楽しんでもらい、福原選手や智和に続く選手を育てたい」と意気込む。
一般会員の募集などについては近くホームページで告知する。連絡先は張本卓球場022(290)9295。

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