福岡市のインターネット上の仮想行政区、カワイイ区の2代目区長に、福岡在住のカナダ人、ミカエラ・ブレスウェートさんが就任することが10日、分かった。
ミカエラさんは平成17年、宮崎県内の高校に留学し、日本の若者文化に魅了された。その後、福岡県や熊本県の英会話学校で講師をしながら日本語を学び、ユーチューブやブログなどで福岡の魅力を世界中に発信している。
カワイイ区は平成24年8月、福岡の魅力をPRしようと高島宗一郎市長が肝いりで発足させた。区民は4万1700人(9月1日現在)。初代区長にタレントの篠田麻里子さんが就任したが、一部市民が「カワイイ区は男女差別を助長する」と批判。市は「篠田さんに迷惑をかけるわけにはいかない」と篠田さんを退任させ、その後空席になっていた。