福岡市は6日、年明けにも市の推計人口が神戸市を抜き、20政令市の中で現在の6位から5位になるとの見通しを明らかにした。両市は現在、ともに153万 人台だが、漸減傾向の神戸市に対し福岡市は年間1万人を超す勢いで増加。国勢調査の速報が出る来年2月にも判明しそうだ。
9月1日時点の推計人口は、福岡市153万1919人に対し、神戸市は153万5454人で3535人多い。ただし神戸市は2012年の1年間で 2846人減少。13年は1507人減、14年3005人減だった。一方、福岡市は12年1万3355人増、13年1万4456人増、14年1万1988 人増となっている。 推計人口は、5年に1度の国勢調査の結果を基に、住民基本台帳上の出生死亡者数、転入転出者数などを勘案して算出する。高島宗一郎市 長は6日の定例記者会見で「人口が増えることは市場規模が大きくなり、商業の点では望ましい」と述べた。