福島の2町、マツタケ・ホンシメジなど出荷停止

 政府は6日、福島県の棚倉町産と古殿町産のマツタケやホンシメジ、チチタケなど、樹木の根などから養分を吸収する「菌根性キノコ」のうち野生キノコについて、原子力災害対策特別措置法に基づく出荷停止とした。
 棚倉町産は摂取も制限した。
 両町以外の福島県産の野生キノコの検査態勢も強化する。
 厚生労働省によると、1日に棚倉町で採取されたチチタケからは放射性セシウムが暫定規制値の56倍となる2万8000ベクレル、先月11日に古殿町で採取されたものでは3200ベクレルが検出されていた。チチタケ以外で規制値は超えていないが、菌根性キノコは放射性物質濃度が高くなるとの研究もあり、野生キノコに限ってすべて規制対象とした。
(2011年9月6日19時26分 読売新聞)

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