福島市への移住者 269世帯470人 過去最多 20代以下の若者が半数近く占める 支援拡大など要因

2023(令和5)年度の福島県福島市への移住者は269世帯470人で、前年度より59世帯97人増えた。2016(平成28)年度に定住交流課を新設して以来、過去最多となった。市が発表した。

 市定住交流課の担当者は増加の要因について、「移住支援策の拡大や相談機会の充実により移住希望者との接点が生まれやすくなっている」と分析している。

 2023年度の移住者を年代別に分析すると、10代までが114人、20代が113人で、20代以下の若者が半数近くを占めた。40代以下で見ると約9割に上った。移住世帯のうち子育てをしているのは65世帯で、このうち半数以上が就学前の子どもがいる家庭だった。

 市は移住・定住をさらに後押しするため首都圏での相談会開催、移住者同士や地域住民との交流機会の提供など、各種施策を充実させていく。

 市の移住支援制度を活用したり、市の窓口に相談したりして移り住んだ人のうち、5年以上市内に住む意思があるとした人を「移住者」として数えた。

(県北版)

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