福島県、「脱原発」理念を決定 復興ビジョン

 福島県は11日、東日本大震災復旧・復興本部会議を開き、大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興に向け、「脱原発」を基本理念に掲げた「復興ビジョン」を正式に決めた。原発が立地する自治体が脱原発にかじを切るのは初めて。
 佐藤雄平知事は「新生・福島への第一歩だ。原子力災害は続いており、除染をして安全安心な県土をつくらないといけない。脱原発を掲げ、福島を自然エネルギーや放射線医療などの研究拠点にして、産業に結び付けていく」と復興への意気込みを述べた。
 復興ビジョンは今後10年間の復興に向けた施策の在り方を示す。

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