私立女子高「淫行教師」を逮捕

聖職者というより生殖者。都内の私立女子高で、教師が複数の教え子と肉体関係を持った挙げ句、警視庁に逮捕された。しかも、この「淫行」教師、みだらな行為を撮影し、あろうことか昼下がりの職員室で同僚らに見せびらかしていたという。

 2月28日、警視庁に逮捕されたのは、望主誉(もちぬしほまれ)(28)という国語教師。そのきっかけとなったのは、元教え子のA子さん(19)が訴え出たことだった。

 そのA子さんが証言する。

「もともと、望主先生と親しくなったのは、高2の5月くらいに部活のことで悩んでいて、“話、聞くからおいで”と声を掛けられたことでした。すぐにラインの交換をして、それからは一日に何度もメッセージを送り合うようになりました」

逮捕前の望主容疑者

 その女子高では、個人的に教師とラインを交換している生徒が大勢いたという。

「いまになって思えば、まわりに異性がいなかったからですけど、先生を好きになって、その年の暮れに告白した。すると、先生は“おっぱい大きいの?”“自慰行為を見せて”などと、スマホで写真を送ることを要求してくるようになった。でも、私は好きだったから、それに応じてしまいました」(同)

 望主容疑者と初めて肉体関係を持ったのは、A子さんの誕生日を祝う場だった。

「高3の夏になって、先生から、“お前の誕生日、ウチに泊まりに来る?”と誘われました。先生のマンションで、イチャイチャしていると“ベッドに行こう”と。先生は行為の最中、動画や写真の撮影をしていた。私は“恥ずかしいからやめて”と頼んだのですが、“自分で見るだけだから”と説得されて……」(同)

 それ以降、A子さんは2カ月に1度くらい、望主容疑者の自宅に行くようになったという。

興味の対象は女子高生

 そのうえ、他のクラスの授業中、図書室で行為に及んだことさえあった。

「望主先生は図書室の鍵を管理していたので、2人でこっそり忍び込んだのです。あとで、別の先生に聞いたら、望主先生は職員室に戻ったときに、“いま、ヤッてきた”と話していたそうです。私が高校を卒業したあとも付き合いは続き、最後に関係を持ったのは昨年の5月。そのときは、目隠しをされ、オモチャまで使われた。でも、先生はだんだんと私に素っ気ない態度を取るようになった。高校生でなくなったから、興味を失ったのかもしれません」

 結局、A子さんは別れを決めたものの、昨秋、母校で望主容疑者とのことが噂になっていると耳にし、訪ねることにしたという。

「そこで、当時の理科の先生から、“望主先生に、君の裸の写真を見せられた先生がいるよ”と言われました。しかも、望主先生には結婚を前提に付き合っている彼女がいて学校に連れてきていたことも聞かされた。ショックでした」(同)

 幼い女心を弄(もてあそ)ばれたと気づいたA子さんは警視庁少年センターに相談。その結果、昨年の12月初め、望主容疑者は事情聴取のために警察署に任意同行を求められた。それ以降、自宅謹慎処分に。

 押収された望主容疑者のスマホからは、20人前後の女性の猥褻画像が見つかったという。実は、そのうちの2人はA子さんの一つ下の後輩だった。今回の逮捕容疑は、その後輩への「淫行」で、今後、A子さんの件などで再逮捕されると見られている。

 だが、問題はそれだけで済まなかった。この女子高で教え子に手を出していたのは、望主容疑者だけではなかったのだ。望主容疑者と仲が良く、年齢も近いTという英語教師も同じ過ちを犯していた。

「一昨年の秋、T先生からインスタのメッセージで“2人で会おうよ”と送られてきたのです。私もT先生のことが気になっていたし、ドライブに一緒に出掛けました」

 と、A子さんと同級生のB子さんが明かす。

「そのとき、車の中で性行為を求められたけど、生理中だったからT先生の自慰行為を手伝うだけで。でも、1週間後に先生の家で、初めてそういう関係になって、それ以降は何度も。動画を撮られることはなかったけど、ラブホテルでわざわざ学校の制服に着替えさせられたりもした。私が高校を卒業した後も呼び出されたりしたから、この関係をどうしたらいいかわからず、A子と同じ理科の先生に相談したのです」

 Tはまだ逮捕されていないものの、望主容疑者とともに2月いっぱいで女子高は解雇された。何とも乱れきった女子高だったのだ。

 校長に聞くと、

「生徒を守れなかった最低の学校です。ゼロから立て直していくほかありません」

 子どもを預ける親の身になれば堪ったものではない。

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