秋の使者到着 仙台市場にサンマ初入荷

仙台市中央卸売市場(若林区)に7日早朝、秋の味覚を代表するサンマが今年初めて入荷した。北海道東部沖でまとまった漁獲があったためで、昨年より9日早いお目見えとなった。
入荷したサンマは、北海道の根室、厚岸両港に6日水揚げされた19トンのうち約500キロ。サイズは昨年より一回り大きい1匹130グラム前後が多く、おととし並みという。
まだ安定入荷には至っておらず、競り値は1キロ当たり3000~4000円だった。主に飲食店向けになる見込み。
20日ごろから漁が本格化し、家庭の食卓にも並べやすい価格に落ち着くとみられる。
近年のサンマの水揚げは減少傾向だが、水産卸の仙都魚類の菊地大敦(たつる)さん(35)は「この時期にしては十分な大きさがそろっており、昨年より手応えを感じる。今後の入荷にも期待したい」と話した。

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