仙台市の奥座敷、秋保温泉(太白区秋保町)に女性5人組の「ご湯治」アイドルグループ「Are 湯 Lady(アー・ユー・レディー)」が誕生した。イベント出演や温泉をPRする歌を通じて温泉街の魅力を発信する。
異色のアイドルグループは、仙台市の10~20代のモデルや女子大生で結成された。秋保温泉旅館組合と市内のインターネットテレビ局「アリティーヴィー」が共同で企画した。
温泉街にあるホテル佐勘で7月31日にあったお披露目会では、露天風呂をステージにデビュー曲「dance with 湯(ダンス・ウィズ・ユー)」を熱唱。浴衣姿のメンバーは、秋保の名物や観光名所をちりばめた歌と軽快なダンスを披露した。
メンバーの東北学院大2年阿部望さん(19)は「秋保には、温泉だけでなく秋保大滝など自然を楽しめるスポットも多い。同年代の若者にも足を運んでもらえるようPRしたい」と意気込む。
グループをプロデュースした仙台市の作曲家ヒザシさん(35)は「温泉の『泉』にちなんで1000人の観客の前で歌うことを当面の目標としたい」と話す。
活動第1弾として今月9、10の両日、太白区の秋保・里センターで開かれる「秋保温泉夏祭り」のオープニングライブに出演する。夏祭りの連絡先は実行委員会022(398)2251。