秋田県大仙市は、結婚を望む若者の出会いを支援しようと、国内最大級のマッチングアプリ「ペアーズ」を運営するエウレカ(東京)と連携協定を結んだ。自治体が同社と協定を締結するのは東北初。
ペアーズは2012年にサービスを開始し、累計2000万件のアカウントが登録されている。マッチングが成立し、メッセージをやりとりする段階で料金が発生する仕組み。ネット上に登録した身分証明証や自撮り写真を人工知能(AI)が確認するなど、運営が厳格として第三者認定機関が認証しているという。
市とエウレカは、ペアーズを周知すると同時に、オンラインセミナーを開いて使い方やコミュニケーションの取り方などを伝える。
市内の婚姻件数は19年度は274件だったが、22年度は160件と減少。出生数も19年度の348人から23年度の300人に減っている。
24日にオンラインで行われた締結式で、老松博行市長は「市民が新しい出会いを見つけることを期待している」とあいさつ。エウレカの山本竜馬最高経営責任者(CEO)は「安心、安全に利用できるアプリだとの認識を広めたい」と話した。