秋田県、冬休みも福島っ子受け入れ 雪遊びなどで交流

秋田県教委は冬休みの期間、東京電力福島第1原発事故により外で自由に遊べない福島県の小中学生を秋田県に招き、雪遊びなどで地元の子どもたちと交流するプログラムを実施する。
 受け入れ期間は、冬休みが始まる12月23日から小正月の伝統行事が終わる2月末まで。福島県内の小中学校に在籍する児童生徒とその保護者が対象で、3食付きの宿泊費と交流活動費を秋田県教委が負担する。
 宿泊日数はプログラムによって異なり、冬休み終了後は土、日曜日や祝日を利用した短期の受け入れを想定。プログラムの内容は、かまくら作りやスキーなどの雪遊び、伝統行事の「火振りかまくら」(仙北市)や「掛魚(かけよ)まつり」(にかほ市)の体験学習など。福島県教委を通じて参加者を募集している。
 秋田県は夏休みも福島県の子どもの受け入れ事業を実施。保護者を含め延べ5524人が利用し、秋田県内で観光などを楽しんだ。冬休みは両県の小中学生の交流に重点を置いたプログラムを設定した。

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