宮城県栗原市は12日、公募した市のマスコットキャラクターに、乾燥のため棒がけした稲わら「ほんにょ」を図案化した作品=写真=を採用したと発表した。市はキャラクターの愛称を募っている。
キャラクターとなる最優秀賞に輝いたのは、仙台市宮城野区の会社員山本泰士さん(38)の作品。デザインの専門家ら5人による選定委員会で、「米どころ栗原の象徴、残したい風景の『ほんにょ』をシンプルにデザインした」と評価された。市内の中高生の意見も参考にした。
優秀賞には、餅とハクチョウをデザインした太白区の会社員佐藤潤さん(34)の作品、クリをモチーフにした利府町の主婦加藤香織さん(35)の作品が選ばれた。
決定したキャラクターの愛称は、市の魅力や特性を印象付け、親しまれるものを求めている。応募は1人1点で、郵送や電子メールで受け付ける。最優秀賞には賞金5万円と副賞を贈る。
締め切りは25日。連絡先は市市民協働課0228(22)1164。