究極のお土産に「金のさんま」など10品

 復興庁は14日、東北地方の優れた土産品を選ぶ品評会を都内で開き、三陸産のサンマをサンマを、津波で流されかけた秘伝 のたれで甘辛く煮た「金のさんま」(気仙沼市)など10品を「究極のお土産」に選んだ。東日本大震災からの復興支援の一環で、10品は百貨店のイベントや インターネットで販売される。
10品は世界文化遺産にちなんで金箔(きんぱく)を施した洋菓子「平泉黄金バウム」(岩手県)、地元産のクルミを使った菓子「香木実(かぐのきのみ)」(会津若松市)など。また「お米の地酒かすてら」(酒田市)が特別賞に選ばれた。
東北6県から計496品の応募があり、書類選考を通過した112品を百貨店社長や雑誌関係者ら10人が審査した。
優れた商品を製造・販売していても全国的な販路を開拓できていない東北地方の業者と、百貨店などのバイヤーを結びつけるのが狙い。竹下亘復興相は品評会後、記者団に「地元を引っ張っていく存在になってほしい」とエールを送った。

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