空港の四季をカレンダーに

 仙台エアポートサービス(名取市)は、2015年の「仙台空港オリジナルカレンダー」を発売した。表紙と毎月の写真は全て、一般公募によるアマチュアカメラマンの作品。就航している各航空会社の迫力ある機体とともに、四季折々の仙台空港の姿を楽しめる。
 写真の一般公募には、県内外の約50人から約350点の応募があった。選考の結果、7人の計13点が表紙と毎月の絵柄に採用された。
 このうち8月は夜の空港に全日空機が駐機し、遠くに打ち上げ花火が見える夏らしい作品。撮影した仙台市宮城野区の会社員藤田征丞さん(38)は「月に2、3回は撮影に訪れる。飛行機と風景が一体となった作品を心掛けている」と話す。
 飛行機関連のカレンダーは人気があるが、通常は各航空会社が自社の機体をテーマに製作する。同じ空港に就航する国内外の旅客機が、一つのカレンダーに収まるのは異例。
 空港が独自のカレンダーを出すのも、全国にない取り組みだという。エアポートサービスの提案を各航空会社が快諾して実現した。
 同社の担当者は「東日本大震災の津波被害から復興した空港の様子を見てもらいたい」と説明している。
 1部1620円。仙台空港ターミナルビル内の売店「DATEマルシェ」や仙台市内の書店などで販売中。通信販売も受け付ける。連絡先は仙台エアポートサービス

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