空飛ぶタクシー、東京でも20年代に実験へ

米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが、日本で「空飛ぶタクシー」の実証実験を検討していることが分かった。東京などで2020年代の実施を目指している。実証実験には安全確保のためのルール整備などが必要となるが、今後官民での議論が活発化しそうだ。

空飛ぶタクシーは、同社が開発を進める、複数のプロペラで飛行する垂直離着陸型の自動車が利用される見通し。高層ビルの屋上で乗客を乗せ、目的地まで運ぶことなどを想定している。実証実験は、これまでに米ロサンゼルスとダラスの2都市で行うことが決定しており、東京で実現すれば世界で3都市目となる。

一方、経済産業省と国土交通省、民間団体などは29日、「空飛ぶクルマ」の実現に向けた課題を整理する官民協議会の初会合を都内で開いた。国内での20年代の実用化に向けて、安全基準や技術開発の課題などに関する工程表を年内に策定する方針だ。

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