政府は12日午前の閣議で、天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に伴う一連の儀式を統括する式典委員会を内閣に設置することを決めた。
直ちに初会合が開かれ、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となったことを広く国民に示す儀式「立皇嗣の礼」を2020年4月19日に行うことを決定した。
委員長を務める安倍晋三首相は席上、19年に限り、皇太子さまが即位される5月1日と、新天皇即位を公に示す「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日を祝日とする方針を明らかにした。政府は今月24日召集の臨時国会に関連法案を提出し、速やかに成立を図る。成立すれば、祝日法の規定により来年は4月27日から5月6日まで10連休が実現する。
首相は天皇退位について「約200年ぶり、憲政史上初めてのことであり、わが国の歴史にとって極めて重要な節目となる。こぞってことほぐことができるよう政府として万全の準備を進めていかなければならない」と述べた。