競馬観戦施設「VIESTA」、仙台に11月26日オープン 大画面でレース放映

仙台市中心部の商店街に日本中央競馬会(JRA)が開設を検討していた大型スクリーンによる競馬中継を核とする新施設について、JRAは6日、青葉区中央2丁目に11月26日、施設をオープンさせると発表した。

有料席は500円前後

 新施設の名称は「VIESTA(ヴィエスタ)」。JRAによると、勝馬投票券(馬券)売り場を持たない全国初の観戦施設となる。インターネットによる馬券販売が主流となる中、大型画面で等身大の馬が走る迫力ある映像を提供し、競馬ファン拡大を目指す。

 クリスロード商店街に面するビル1階に入居し、観戦にはインターネットによる入場予約が必要。入り口付近にはグッズなどの物販エリアを設ける。広さは約380平方メートルで約75人を収容する。

 観戦エリアに縦2・7メートル、横9・8メートルのワイドスクリーンを2面設置。競馬開催日の土日曜はレースを生中継し、平日は関連映像を流す。無料の立ち見コーナーのほか、靴を脱いでくつろげる有料席を用意する。有料席は1人500円前後を見込む。

アルコール以外持ち込み可

 営業は原則、水曜-日曜の午前11時~午後6時。飲食物の提供や販売はしないが、アルコール飲料以外の持ち込みはできる。

 6日、市内で報道機関向けの説明会を開いたJRAの清水靖博理事は「特に20、30代に競馬の魅力を発信したい」と語った。仙台に立地する理由について植田嘉奈子経営企画室長は「競馬場や馬券売り場がない都市の中で、20、30代の人口比率が24・3%と最も高い」と説明した。

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