竹中工務店は14日、建物が自身の全消費エネルギーを自給できる「ゼロカーボン建築」を2030年に実現することを目標に設定した、と発表した。建物の省エネを徹底すると同時に太陽光発電などで、その建物が消費するエネルギーをまかなう。さらに、2050年までには建物が作った余剰エネルギーを、他の建物に供給できる「カーボンマイナス建築」の実現も目指す。
同社が設計・施工する標準的な建物の二酸化炭素排出量を、2050年には2000年比で80%削減を目標にする。これらは今月下旬に発行する同社の環境関連の長期目標を記した「環境コンセプトブック 2050年を目指して」に盛り込む。