竹林不倫のフジ秋元優里元アナウンサー 20億円ドラマのプロデューサーに大抜てき

昨年一番の“おめでたニュース”といえば、滝川クリステル(42)と“政界のプリンス”小泉進次郎環境相(38)の電撃婚だろう。対照的に、その滝クリから報道キャスターを引き継ぎ人気が出るも、“竹林不倫”でテレビから消えたのはフジテレビ秋元優里元アナウンサー(36)だ。昨夏にはアナウンス室から異動となってしまったが人知れず、“世界デビュー”を果たし、フジが社運を賭けて制作する「20億円ドラマ」のプロデューサーに大抜てきされていたことが、本紙取材で分かった。

 秋元は2009年秋、滝クリの後任として報道番組「ニュースJAPAN」のキャスターに抜てきされ、一躍人気者に。私生活では12年、俳優・生田斗真の弟で後輩の生田竜聖アナと結婚し、翌年夏には長女を出産した。ところが18年の年明け早々、“文春砲”でフジの妻子持ちプロデューサーとの深夜密会がバレた。本人は不倫関係を否定したが、当時担当していた番組も即刻出演見合わせとなり、以来テレビから消えた。同年4月に離婚が成立した。

 それから1年ちょっとたった昨年7月、ネット配信を手掛ける部署へ異動となった秋元。10月半ばには南仏カンヌにいた。同地では毎年この時期、世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」が4日間開催され、世界中のテレビ関係者らが集まるのだ。

 秋元はかつてトレンディードラマを次々とヒットさせたフジの大多亮常務らと渡仏。フジ御一行最大のミッションは、ドイツの公共放送局の子会社ZDFEと共同出資し制作する超大型ドラマ「THE WINDOW」を、ネットフリックスなど動画配信大手や海外の放送局に売り込むことだった。

 同作はサッカー・イングランドプレミアリーグの舞台裏に迫るドラマ。天才サッカー少年のプロ契約をめぐる緊迫した10週間を、全10話で描く。ストーリーは英国を代表する脚本家の完全オリジナルで、現在ヨーロッパで撮影中。完成は今夏の予定だ。

 フジとZDFEが共同出資した制作費は、なんと約20億円。キー局中堅社員は「例えばネットフリックスなんか、1本のドラマを20億~30億円かけて制作しているけど、日本のドラマはそこまで金をかけないから、やっぱり見劣りする。当たり前だけど、世界のテレビ局や配信会社に20億円以上で売れないと儲からない。そういう意味では、フジが社運を賭けたドラマだよ」。

 フジは見本市2日目、海外プレス発表会を開いた。帰国子女の秋元は英語で司会を担当。冒頭でフジについて紹介し、日本だけでなく海外市場向けの番組制作にも力を入れていることをアピールした。元アナウンサーだけあって、さすがの司会力だったというが、本当の“仕事”は司会ではなかった。

 見本市期間中、主催側が毎日発行する来場者向けの新聞に、さりげなくスゴイことが書かれていた。フジのプレス発表に関する記事には、登壇者の集合写真がデカデカ掲載。その写真説明で、紅一点の秋元は「『THE WINDOW』のフジテレビプロデューサー」として紹介されているのだ。

「ドラマのプロデューサーって、撮影全体のタイムラインを作ってスケジュール通り指示したり、予算管理したりとマネジメント業務もこなす。秋元にはオイシイ仕事が来たね。ドラマがうまくいったら、世界にその名をとどろかせることになる。東京五輪招致の『お・も・て・な・し』で先は越されたけど、滝クリを抜けるかも」(前出キー局社員)

 下半身醜聞で経歴に傷がついた秋元だが、とてつもない日欧合作ドラマのプロデューサーに抜てきとは何ともドラマチック。フジも「秋元は『THE WINDOW』のプロデューサーの一人として、フジテレビ側のプロデュース業務を担当しております」(企業広報室)と本紙に事実関係を認めた。

 ドラマが空前のヒットになったら、表舞台に返り咲くに違いない。

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