文具・事務用機器販売の金入(八戸市)とパルコ(東京)は、東北の工芸品や食品の生産拡大を支援するクラウドファンティング(CF)企画「#スタンドバイ東北」を始めた。
金入が仙台市青葉区の仙台パルコ2に出店している地産品販売「東北スタンダードマーケット」の注目商品を、パルコなどが運営するCFサービスBOOSTERのサイトで紹介する。
第1弾は宮城県丸森町の繰り返し使える布製エコラップ「ミツロウラップ」、八戸市の地域を学べるカードゲーム「あおもりアッテラ!」、青森県三戸町の直径約5センチのりんご「ミニフジコ」の3商品の応援を募る。各事業者が生産・製造や宣伝の資金に充てる。
金入は5月、新型コロナウイルス感染拡大で需要が減少した工芸品の販路を広げようとオンラインショップを開設。全国から注文を受けて好評だったことからCFを企画した。パルコは仙台パルコ2の入り口に対象商品を並べてアピールする。
CFは10月21日に始まり、1年間で計8商品を紹介する予定。金入の担当者は「コロナ下で新商品のPRの場が減っている。多くの人に企画に参加してもらい、作り手の環境を支えていきたい」と話した。