第40回全国都市緑化仙台フェア26日開幕

第40回全国都市緑化仙台フェア「未来の杜せんだい2023」が26日に仙台市で開幕するのに合わせ、主会場の青葉山公園追廻地区(青葉区)に拠点施設「仙臺(せんだい)緑彩館」がオープンする。6月18日までの期間中は総合案内所となり、その後は杜の都の魅力をPRする情報発信機能を担う。

 追廻地区会場の入り口付近に位置し、黒い大きな屋根が特徴。延べ床面積約2000平方メートルの平屋で、観光情報などを発信するラウンジ、東北の地酒や伝統工芸品を扱う藤崎の販売店、ハンバーガーやコーヒーを提供するカフェを設ける。

 広さ約300平方メートルの交流体験ホールは、市民活動団体が手がけるフラワーアレンジメントなどの展示場所として活用する。閉幕後は地域住民向けのイベント会場などとして開放する。

 緑彩館の周辺には、仙台藩祖伊達政宗の胸像や伊達家ゆかりの茶屋「残月亭」が西側に隣接する市博物館の敷地から移設された。

 追廻地区を指定管理する青葉山エリアマネジメント(青葉区)の合田健太郎所長(45)は「緑彩館はビジターセンターの役割を担う。観光客に仙台の魅力を伝え、地元の人も集まる施設にしたい」と意気込む。

 追廻地区は来場者向けの駐車場がなく、市は市地下鉄東西線や市バスといった公共交通機関の利用を呼びかけている。

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