米の「低燃費メーカーのランキング」、日本のメーカーが上位を独占!

アメリカ環境保護庁(EPA)が燃費の良い自動車メーカーのランキングを発表したので、その1位から3位までを詳しくお伝えしよう。
第3位(タイ):スバル
スバルのクルマの平均燃費は、26.2MPG(約11.1km/リッター)で、2013年度はフォルクスワーゲンと3位タイ。この2年間での平均燃費アップ率は2.3MPG(約1.0 km/リッター)を記録し、マツダの2.5MPG、ホンダの2.9MPGに次ぐ結果となっている。
第3位(タイ):フォルクスワーゲン
堂々3位タイに入ったフォルクスワーゲンは、他社と異なりディーゼルエンジンでの低燃費を目指した。元々ヨーロッパでポピュラーだったディーゼルは、最近米国にも普及しつつある。今年のディーゼル車の売れ行きは好調で、同社での販売台数は10万台を超えたという。EPAが発表した燃費は、2012年の25.8MPG(約11.0km/リッター)から今年は26.2MPG(約11.1km/リッター)と、若干ではあるが平均がアップしている。
第2位:ホンダ
今のように車の購入時に燃費が重要視されるようになる前から、燃費の良さには定評があったホンダ。特にこの2年間はかなり向上しており、2011年と比較すると、今年は平均燃費が2.9MPG(約1.2km/リッター)アップの27MPG(約11.5 km/リッター)となった。この数値は、EPAによる2013年の平均燃費において、全メーカーの中で第2位に当たる。なお、CO2排出量についても、どのブランドよりも少ないという。
また、「アコード ハイブリッド」は、米誌『グリーンカー・ジャーナル』の最も優れた環境対応車「グリーンカー・オブ・ザ・イヤー」にも名を連ねている。ちなみにEPAの発表した同車の燃費は、一般道では50MPG(約21.3 km/リッター)、高速道路では45MPG(約19.1km/リッター)とのことだ。
第1位: マツダ
「米国で最も燃費のいいブランド」に、マツダが去年に続いて1位に輝いた。2012年、1ガロン当たり27マイル(約11.5 km/リッター)であった平均燃費は、今年は27.5MPG(約11.7 kmリッター)となり去年の数字を上回っている。
「マツダ3」(日本名:「アクセラ」)は、「北米カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考に残っているが、一般道29MPG(約12.3km/リッター)、高速道路41MPG(約17.4km/リッター)という燃費の良さがその理由と考えられる。また、同社のクルマの中でも人気の高いSUV「CX-5」の高速道路における燃費は35MPG(約14.9 km/リッター)と、SUVとしては、かなり誇れる数字を出している。
今回発表されたメーカーのほとんどのクルマの燃費は1ガロン当たり24マイル(約10.2km/リッター)以上であり、これは1975年から同調査が始まって以来、過去最高の結果となった。今後ますます、燃費の良さが重視されることになるだろう。ちなみに5位~10位までのランキングは、5位日産、6位トヨタ、7位BMW、8位フォード、9位メルセデス・ベンツ、10位GMと続いている。3位タイのフォルクスワーゲンを除き、6位までを日本のメーカーが独占する形となった。更なる詳細が気になる方はこちらでどうぞ。

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