米国の有力専門誌『コンシューマー・リポート』が発表した自動車ブランドの信頼調査で、日本の企業が上位を独占したという。共同通信が配信した記事を、きょうの産経などが取り上げている。
それによると、首位がトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」、2位が「トヨタ」で前年の1、2位が入れ替わった。3位には「マツダ」が前年12位から急上昇、「スバル」も前年6位から4位にランクアップしている。
このうち、マツダの急上昇については「ロードスター(日本名)などの評価が高かったためとしている。
自動車ブランドの信頼度調査は、50万台超の車のデータを集め、性能や品質などを分析。日本勢では日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」も前年の7位から6位に上がったが、日産の「ニッサン」は14位、「ホンダ」は15位にランクを下げたそうだ。
この調査結果からも日本車の信頼度が一段と高まっているようだが、こうした中、SUBARU(スバル)がエンジン関連部品で大規模なリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け出る方向で検討中、というニュースも流れている。
朝日が10月25日朝刊で報じたほか、きょうも毎日が「スバル大規模リコール、届け出検討、主要モデル数十万台」、日経も「エンジン部品、不具合か、スバル、リコール拡大」などと伝えている。
また、朝日はきょうも経済面のトップ記事として「スバル、対応長期化か、費用かさみ、業績に懸念」と続報。2018年9月中間連結決算の業績予想を下方修正し、純利益を当初から301億円引き下げ、490億円に設定したものの「リコール作業の手間がかかり、費用もかさむとの見方も出ており、業績に及ぼす悪影響への懸念が広がっている」と報じている。
気になるリコールの対象となる車種は主力の『インプレッサ』や『フォレスター』、トヨタのブランドで販売する『86』も含まれるほか、ドル箱の米国で販売した車種についても現地の当局にリコールを届け出る見通しだそうだ。