米オンライン広告、フェースブックが断トツ1位

米国のウェブ調査会社「コムシェア」がまとめた米国内でのオンライン広告報告によると、今年7~9月期の「アド・インプレッションズ」(広告表示回数)のシェアは、SNS大手のフェースブックが23・1%を占め、1位を獲得した。米国内の全サイトのうち、4分の1近くの広告をフェースブックが表示した計算になる。
 ロイター通信によると、2位のヤフーのシェアは11%で、フェースブックと2倍以上の開きがあった。フェースブックの4~6月期のアド・インプレッションズは17・7%で、前期に比べると5・4ポイントも上昇。3位以下のマイクロソフトやグーグルともさらに差を広げた。
 専門家は、フェースブックのシェアの拡大について、「格安の価格で広告枠を販売しているため」と分析。一方で、フェースブックのユーザーは月平均5時間、同サイトを閲覧しており、宣伝効果も高いとされている。
 急成長を続けている米国でのオンライン広告市場は2010年に85億ドル(約6900億円)に達すると見込まれている。

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